子どもからシニアまで、食と遊びでつながる「地域の居場所」
「誰かと話したい」「ふと立ち寄れる場所が欲しい」「子どもにもっといろんな体験をさせてあげたい」「自分の子どもだけでなく、いろんな世代と交流したい」と感じることはありませんか。
千葉県佐倉市ユーカリが丘で活動する「ひだまりのたね」は、子育て世代や地域の願いに応え、生まれたボランティア団体。月1回開かれる地域食堂は今や予約がわずか一日で埋まってしまうほどの「地域の居場所」として人気を集めています。
2025年の5月にはThe Terrace YUKARIの中で、「イソップのかまど」というお惣菜屋さんの運営もスタート。食事をきっかけに生まれる地域の「ひだまり」のような存在となっています。
子どもも大人も、一緒に楽しく集まれる「場所」を目指して

■5月にオープンしたお惣菜屋さん「イソップのかまど」の前で
「ひだまりのたね」としての活動は、子どもに限定せず、子どもも大人も誰でも利用できる地域食堂という形をとっています。この活動は、代表の唯愛(ゆいあい)さんが社会福祉を学ぶ中で「子どもを持つ親として、地域の中で子どもに関わる大人は多い方がいい」という想いから有志が集まり、始まっています。
当初は子ども食堂を想定していましたが、福祉の包括的な視点から、地域全体を温かく見守る「誰でも来られるところ」を目指し、地域食堂へと発展したそう。「ひだまりのたね」では、低価格で食事が楽しめるだけでなく、「遊ぶ場所」としても活用されており、来られた方は食事をきっかけに自然とコミュニケーションを深めています。
子どもたちの成長は、なにより嬉しいプレゼント

■一番うれしい、地域食堂へ来てくれた子どもたちの笑顔
子育て世代の方の声でなによりうれしいことは、「子どもの成長に関するエピソード」を聞くことだそう。「元々偏食だった子が、お友達と一緒だったらちょっとずつ食べれるようになった」という声は、家庭では難しくても、仲間と一緒なら食べられる姿を見て、子どもの社会性を育む貴重な機会となっていることを実感。また、本当に赤ちゃんの頃から通う子の成長を、スタッフや高齢者など多様な世代の方が見守れる喜びも、活動の大きなやりがいとなっています。
今では、地域食堂の活動だけでなく、スタッフがオーボエやピアノを持ち込んで生演奏のクリスマスコンサートを開催するなど 、子どもたちに豊かな体験機会を提供しています。活動には高校生から70代まで 幅広い世代がボランティアとして参加しており、地域全体で子どもと家庭を見守る多世代交流の輪が広がっています。
「地域全体で見守る」安心のネットワーク

■「イソップのかまど」で提供しているお惣菜の一例
「ひだまりのたね」は、管理栄養士、看護師、保育士など、多様なスキルを持つメンバーが活動を支えているため、安心して子どもを預けられます。また、社会福祉協議会が事務局を務めるさくらあったか食堂ネットワークに加盟し 、地元の街づくり協議会や民生委員とも連携することで、地域全体で子育て家庭を支える多角的な見守り体制が構築されています。そして、地域の方々や農家さんから提供された安心の食材を使い 、地域の愛がこもった料理を提供し続けています。
あなたの「できる」が、地域の力になる
「ひだまりのたね」の活動に参加するボランティアの方は、下は高校生から上は70代までと幅広く、「できるときにやる」「無理なくできる関係性」を大切にしています。子育てを応援したいという気持ちがあれば、経験は問わず協力ができるそう。まずは一度、温かい雰囲気を体験しに訪れてみませんか。あなたの「できる」が、地域の子育て家庭に確かな安心と笑顔を届ける力になるはずです。